朝御飯[語句情報] » 朝御飯

「朝御飯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

朝御飯の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
火事とポチ」より 著者:有島武郎
わしていた。ほんとうに井戸がわまでが真白《まっしろ》になっていた。 橋本さんで朝御飯《あさごはん》のごちそうになって、太陽が茂木《もぎ》の別荘《べっそう》の大....
文七元結」より 著者:三遊亭円朝
」 兼「何処《どこ》へ往ったか解らないから方々探して歩いたが、見えねえんだよ、朝御飯を喰《た》べて出たが、それっきり居なくなってしまって、本当に心配だから方々....
お菓子の大舞踏会」より 著者:海若藍平
ずに寝てしまいました。 翌る日、学校はお休みでしたが、五郎さんは矢張り怒って、朝御飯になっても起きずに寝ておりました。 お父様もお母様も懲《こら》しめのため....
白髪小僧」より 著者:杉山萠円
かった。お附の者に連れられて自分の室《へや》に帰って、昨日にも倍《ま》して結構な朝御飯を済ました。ところがその御飯が済むと、やがて一人の立派な軍人が這入って来て....
婦系図」より 著者:泉鏡花
て、 「何にしろ、ああ腹が空いたぜ。」 「そうでしょうッて、寝坊をするから、まだ朝御飯を食らないもの。」 「違えねえ、確にアリャ、」 と、め組は路地口へ伸上る....
斜陽」より 著者:太宰治
、しばらく黙って私のお食事の仕方を見ていらして、 「かず子は、まだ、駄目なのね。朝御飯が一番おいしくなるようにならなければ」 とおっしゃった。 「お母さまは?....
安重根」より 著者:谷譲次
まし。 張首明は安重根と禹徳淳へそれとなく注意している。 お光 金ちゃん、お前、朝御飯まだだったね。(張首明へ)あんたも、ちょっと待っていただいてすましちまった....
俗天使」より 著者:太宰治
。いつも、小説ばっかり書いているおじさん。けさほどは、お葉書ありがとう。ちょうど朝御飯のとき着きましたので、みんなに読んであげました。そんなに毎日毎日チクチク小....
怪塔王」より 著者:海野十三
たのです。 2 一彦とミチ子は、昨夜の怪事件を知ると、驚きのあまり、朝御飯もたべないで浜べにかけつけました。 「あっ、あれが軍艦淡路だ。すごいなあ」....
若草物語」より 著者:オルコットルイーザ・メイ
の子が寒くてひもじくて、とても苦しんでいるといいにきました。みなさん、あなた方の朝御飯を、クリスマスのプレゼントにあげませんか?」 みんなは一時間近くも待って....
食慾」より 著者:豊島与志雄
おいしく食べられるようになれば、もう病気はなおったも同様だ、とそう申しては、私の朝御飯に注意してくれます。けれども私は、いつからとなく、自分のことよりも、野口の....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
》へゆくお爺《じい》さんへやる手紙よ。ちょうど時間だわ。あたし持ってってこよう。朝御飯が食べられるだけのものをもらえるかも知れない。」 それから彼女は笑い出し....
決闘」より 著者:神西清
すよ。まるで嘘みたいな話ですけど、ガラトィンスキイのお屋敷では、昼餐はもとより、朝御飯のときまで第一公式で出なければいけませんの。だものですからあたくし、女優さ....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
ばかり山を登って行く間に、ザーラーという一村落に着いたのはちょうど明方でその村で朝御飯を喫べまた馬を雇うた。この馬を雇うということは容易でない。よい具合に荷馬か....
I駅の一夜」より 著者:中谷宇吉郎
」と言い残して夫人は下りて行った。入れ代りに上って来たさっきの女中さんが、明日の朝御飯の代りにと奥様がいわれましたからと言って、紙包をくれた。あけてみたら真白な....