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朝恩
「朝恩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝恩の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
もう衛門督にはできなかった。ただ病苦の中で拝任の表だけを草して奉った。大臣はこの
朝恩の厚さを見てもさらに惜しく悲しくわが子が思われるのであった。左大将は常に親友....
「法然行伝」より 著者:中里介山
とが出来なかった。それを丁度この度の事件で果すことが出来るようになったのは有難い
朝恩といわねばならぬ。人が止めようとしても法は更に止まるものではない」 といっ....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
り出した。――その中天には、寒烈一月十日の、月があった。 ここわづか天下一統して
朝恩にほこりし月卿雲客 さしたる事もなきに 武具もたしなみ 弓馬を好みて 朝儀、....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
、官女、僧侶らの、 「機務ヲ蠧害シテ、朝廷ノ政事ヲ黷ス」 などの輩は、いわゆる
朝恩に狎れて、みだりに、官職の栄を争う醜悪な輩と共に、すべて一|掃しなければなら....