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「朝政〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

朝政の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
選挙に対する婦人の希望」より 著者:与謝野晶子
閣の徒のみが非立憲的であり官僚主義者であるような不公平、不徹底な立論を敢てし、一朝政権を握れば憲政会自身がまた官僚主義者たることにおいて同じ穴の貍であることを掩....
源氏物語」より 著者:紫式部
や祖父の大臣の意志によって行なわれることをどうあそばすこともおできにならなくて、朝政に御不満足が多かったのである。昔よりもいっそう恋の自由のない境遇にいても尚侍....
源氏物語」より 著者:紫式部
で、私と双方でよく理解し合っていますから朗らかなものです。私がまた世の中へ帰って朝政に与《あずか》るような喜びは私にたいしたこととは思われないで、そうした恋愛問....
一世お鯉」より 著者:長谷川時雨
《きぐみ》は華々しかった。世はよし、時は桜の春三月なり、聖天子|万機《ばんき》の朝政を臠《みそなわ》すによしとて、都とさだめたもうて三十年、国威は日に日に伸びる....
奥州における御館藤原氏」より 著者:喜田貞吉
反対者があり、特に後白河法皇がそれを御許容にならなかったので、法皇崩御後の初度の朝政において、始めてその目的を達することが出来た事情を詳述したのであった。頼朝が....
本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
を射たが、天か時か、それとも行秀の業が拙なかったのか遂に射損じ、その鹿は小山四郎朝政の斃《たお》すところとなってしまつた。面目を失った行秀は狩場において薙髪《て....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
の竟宴が終ったのち、閏七月、時政はまた妻の牧の方という女傑と共謀して、女婿|平賀朝政を将軍に立てようとし、十四歳の実朝を仆そうとした。このことが未然に顕われたの....
私本太平記」より 著者:吉川英治
った。 「いま申した身の心もち、妻のそなたも分ってくれぬはずはあるまい。およそ、朝政を一新し、百年の毒賊北条の府を覆し、世を昭々たる古の御代に回そうためには、こ....
私本太平記」より 著者:吉川英治
れむものとは とか。はははは、いかにも宗良らしい歌よな。だがこれからは、すべて朝政に一統され、公武の別などなく、武士も朝臣としてみな朝に仕え、公卿も武を忘れて....
私本太平記」より 著者:吉川英治
幕府をみとめることではないか」 「いや、頼朝いらい、幕府の害、また思いあがりは、朝政にくちばしをいれ、皇統のお世嗣ぎをさえ、意のままにうごかし奉るなどの僭上沙汰....