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朝曇
「朝曇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝曇の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「邪宗門」より 著者:芥川竜之介
に見張りを御云いつけなさいましたが、翌朝は※々《そうそう》あの老爺《おやじ》を、
朝曇りの御庭先へ御召しになって、
「こりゃ平太夫、その方が少納言殿の御恨《おうら....
「死者の書」より 著者:折口信夫
若人たちは、皆手も足も泥にして、又田に立ち暮す日が続いた。 彼岸中日 秋分の夕。
朝曇り後晴れて、海のように深碧に凪いだ空に、昼過ぎて、白い雲が頻りにちぎれちぎれ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
ていたが、よくも心が見透かされたものであるという気がした。 昨日は、 うちきらし
朝曇りせしみゆきにはさやかに空の光やは見し 何が何でございますやら私などには。 ....
「桜花を詠める句」より 著者:杉田久女
は、確かに才はじけた、美しい元禄の佳句である、と思わるる。 花少し散つて晴れけり
朝曇り 多代女 初花や一木の中の晴れ曇り 同 花に月どこからもれて膝の上 ....
「日記」より 著者:宮本百合子
じ歩度で進歩出来ないのは何より苦痛であり、破綻の源である。 九月一日(金曜)不定
朝曇天、昼頃から小雨、陰鬱な光のない自然を見守り乍ら、頭には矢張りいつもの考えが....