朝顔日記[語句情報] »
朝顔日記
「朝顔日記〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝顔日記の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「葱」より 著者:芥川竜之介
《ほととぎす》」「藤村《とうそん》詩集」「松井須磨子《まついすまこ》の一生」「新
朝顔日記」「カルメン」「高い山から谷底見れば」――あとは婦人雑誌が七八冊あるばか....
「HUMAN LOST」より 著者:太宰治
一匹、いのち委《ゆだ》ねては眠って呉れぬ。まことの愛の有様は、たとえば、みゆき、
朝顔日記、めくらめっぽう雨の中、ふしつ、まろびつ、あと追うてゆく狂乱の姿である。....
「爛」より 著者:徳田秋声
、暗い舞台裏を通って、こわごわその部屋へ遊びに行ったことなどを、よく覚えていた。
朝顔日記の川場の深雪などをしていた役者の面影が、中でも一番印象が深かった。 「…....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
。演壇では、筒袖の少年が薩摩琵琶を弾いて居た。凜々しくて好い。次ぎは呂昇の弟子の
朝顔日記浜松小屋。まだ根から子供だ。其れから三曲合奏の熊野。椅子にかけての琴、三....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
な》りつけます。それですから、さすが荒っぽい者共がお君の傍へ近寄れませんでした。
朝顔日記もどきの風流な客人が、お君を招《よ》んで歌をうたわせる、お君は以前備前屋....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
La porte e'troite.〕(山内訳) 万葉集、竹取物語、近松心中物、
朝顔日記、壺坂霊験記。 樋口一葉 にごりえ、たけくらべ 有島武郎 宣言 島崎藤村....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
涙ひとつにとけて語っていた顔つきを烙きつけられているのだ。箱根霊験記の忠僕筆助、
朝顔日記のみゆきの乳母朝香、塩原多助と青、忠臣蔵の平右衛門――こうしたものを聞か....
「役者の一生」より 著者:折口信夫
くても、傾倒している人の芸はしたのである。この時、私は尋常三年の頃であったが、「
朝顔日記」の浜松非人小屋の段も見た。これは乳母の浅香が悪者と戦って死ぬ場で、これ....
「朝顔日記の深雪と淀君」より 著者:上村松園
言われますと、これは風俗からではなくて心の現われからという風に思われますが、私は
朝顔日記の深雪と淀君が好きです。内気で淑かな娘らしい深雪と、勝気で男優りの淀君と....
「画道と女性」より 著者:上村松園
源頼政やの古事を題材としたことなどもあり、大石義雄とお軽の別れの場面を描いたり、
朝顔日記の深雪を描いたり、随分いろんな時代のいろんな風俗を描いたが、ずっと顧ると....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
除くためにあきらめるといってやったけれど、私にはどうしてもあきらめられない、私は
朝顔日記の深雪や、袖萩のような強い恋をする。その心は兄さんにも告げない、あなただ....