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朝鮮
「朝鮮〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝鮮の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「開化の良人」より 著者:芥川竜之介
好意のある眼で、彼等の情事を見る事が出来なくなってしまったのだ。これは確か、君が
朝鮮《ちょうせん》から帰って来た頃の事だったろう。あの頃の僕は、いかにして妻の従....
「金将軍」より 著者:芥川竜之介
ある夏の日、笠をかぶった僧が二人《ふたり》、
朝鮮《ちょうせん》平安南道《へいあんなんどう》竜岡郡《りゅうこうぐん》桐隅里《と....
「妙な話」より 著者:芥川竜之介
帰って来るまで、千枝子はどんな用があっても、決して停車場へは行った事がない。君が
朝鮮へ立つ時にも、あいつが見送りに来なかったのは、やはり赤帽が怖《こわ》かったの....
「夢」より 著者:芥川竜之介
変《あいかわらず》人通りもほとんど見えなかった。しかし路《みち》ばたのある電柱に
朝鮮牛《ちょうせんうし》が一匹|繋《つな》いであった。
朝鮮牛は頸《くび》をさしの....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
の廻りますまでは、つい気がつかないでしまいます。もっとも東洋とだけで、支那だか、
朝鮮だか、それとも、北海道か、九州か、どこで観ようと云うのだか、それを聞き懸た処....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
が死んだのは用事が終ったからであります。それで秀吉が荒削りに日本の統一を完成し、
朝鮮征伐までやって統一した日本の力を示しました。そこに家康が出て来て、うるさい婆....
「新日本の進路」より 著者:石原莞爾
ず、常にこれらと提携して東亞的指導原理の確立に努力すべきである。この態度はまた、
朝鮮新建設の根本精神とも必ず結合し調和し得るであろう。 しからば日本はどうであ....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
の時一度|後へ退った。またこの親仁も妙である。青、黄に、朱さえ交った、麦藁細工の
朝鮮帽子、唐人笠か、尾の尖った高さ三尺ばかり、鯰の尾に似て非なるものを頂いて。そ....
「亡び行く江戸趣味」より 著者:淡島寒月
ものあらば座右に備えて悠々自適し、興来って新古の壱巻をも繙けば、河鹿笛もならし、
朝鮮太鼓も打つ、時にはウクレルを奏しては土人の尻振りダンスを想って原始なヂャバ土....
「土俗玩具の話」より 著者:淡島寒月
もので、これが今日|子育馬として同地方に伝わったものである。日向の鶉車というのは
朝鮮の一帰化人が一百歳の高齢に達した喜びを現わすために作ったのが、多少変形して今....
「梵雲庵漫録」より 著者:淡島寒月
の石投げということは、俳諧の季題にある印地打ということなので、この風習は遠い昔に
朝鮮から伝来したものらしく、今でも
朝鮮では行われているそうだが、それが五月の行事....
「凧の話」より 著者:淡島寒月
袋のような凧を揚げて、その凧から糸を垂れて水中の魚を釣るという面白い用途もある。
朝鮮の凧は五本骨で、真中に大きな丸い穴が空いていて、上に日、下に月が描いてある。....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
やっております。そのところがどうであったかと申しまするならば、主として中国並びに
朝鮮において行なわれておるのであります。満州事変いらい日本が中国に与えた損害は、....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
舞にやってきて『お前らねらわれてるぞ、気をつけろ』と注意して帰った。社会主義者と
朝鮮人に対する弾圧のことである。 そこで池袋の同志は一応思い思いの所に分散した....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
根本は民族問題にあり。民族協和は人を尊敬し弱者をいたわる道義心によって成立する。
朝鮮、満州国、支那に於ける日本の困難は皆この道義心|微かなる結果である。軍隊が正....