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「朝鮮服〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

朝鮮服の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
光の中に」より 著者:金史良
いうのでいじめたのでしょう?」 彼は歯を食いしばった。 「そ、それは僕のお袋が朝鮮服を着ているからなんです。それで朝鮮人のところへ行くなってんです。へん、ふざ....
安重根」より 著者:谷譲次
、露支両国儀仗兵、軍楽隊、露国憲兵、駅員。 (朝鮮人たちはルバシカ、背広、詰襟、朝鮮服、蒙古服等、長髪もあり、ぐりぐり坊主もあり、帽子なども雑然と、思い思いの不....
爆弾太平記」より 著者:夢野久作
な懐旧談で、頻りに悽愴がってシンミリしている鼻の先へ、庭先の月見草の中から、白い朝鮮服を着て、長い煙管を持った奴がノッソリと現われて来たもんだ。 三人はその時....
母親」より 著者:若杉鳥子
処なんだろう――と彼女は頻りと考えていた。 「私、池田です。」 そこへまさ子が朝鮮服のようなものを着て出て来た。眼のくりッとした娘だった。 彼女はまさ子にく....
天馬」より 著者:金史良
もあることを思い起すだけでへらへらと笑い去った。或るところはうっかり飛び込んで、朝鮮服に洋装とりどりの女からお花頂戴頂戴と襲われたが、それでも彼は女共のお尻一つ....
人間イヴの誕生」より 著者:宮本百合子
日本のわたしたちが心をうたれるいくつかのスナップ写真がとられている。そこには白い朝鮮服をつけて、うれしそうに代議員席にあって拍手している南北朝鮮からの代表チュ・....