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朝鮮銀行
「朝鮮銀行〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朝鮮銀行の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
ある文明社がわたしが出すだろう本のためにわたしのところへ金を送ってよこすんです。
朝鮮銀行を通して。――わかりました?」
どうして越したらいいのか戸まどっていた....
「新しきシベリアを横切る」より 著者:宮本百合子
権やとゲイシャと料理屋のオカミがウラジヴォストクをひきあげた。一九三〇年の今日、
朝鮮銀行の金棒入りの窓の中には、ソヴェト当局によって封印された金庫がある。〔一九三一年一、二月〕....
「天馬」より 著者:金史良
械《チゲ》軍などで。玄竜はこういう人々の波をくぐるように急ぎ足で通り抜け、鮮銀(
朝鮮銀行)前の広場に出て立ち止った。電車が繁く往き交い自動車が群をなしてロータリ....
「淡紫裳」より 著者:佐藤垢石
村義雄君にご挨拶を申しあげる』と説きだした。何を語るのかと耳を傾けていると『私は
朝鮮銀行にいる時代、つまりいまから二十年前、東京へ出張を命ぜられ麹町のある旅館へ....
「丸の内」より 著者:高浜虚子
事は一寸珍しい現象である。 それから丸の内ホテルの前あたりで電車道を横切って、
朝鮮銀行の横手をはいると、総てこの辺は震火に逢って見るもいたましいバラック建であ....
「国境」より 著者:黒島伝治
ーブル紙幣は、十二銭内外で、サヴエート国内でただ一カ所密売買をやっている、浦潮の
朝鮮銀行へ吸収されて行った。 鮮銀はさらに、カムチャッカ漁場の利権を買ってる漁....