期望[語句情報] »
期望
「期望〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
期望の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「近時政論考」より 著者:陸羯南
論派は国民的任務を尽くさんがために国民全般にこの任務を負わしめんことを期し、この
期望よりして代議政体の至当を認む。代議政すなわち立憲政は他の論派にありては最終の....
「運命」より 著者:幸田露伴
らくは相与に之を勉めんと。臨海の林佑、葉見泰等、潜渓の詩に跋して、又|各宋太史の
期望に酬いんことを孝孺に求む。孝孺は果して潜渓に負かざりき。 孝孺の集は、其人....
「旧聞日本橋」より 著者:長谷川時雨
や身近な人たちのそれがぼんやりとうつってきて、言様《いいよう》のないさびしさと、
期望しても
期望しても満《みた》されない佗《わび》しさがあった。譬《たと》えて見れ....
「雑記(Ⅰ)」より 著者:寺田寅彦
も妨げられずに平静に続いて行って、その行末永い途上に美しい研究の花や実を齎す事を
期望している。(大正十二年一月『中央公論』) 四 切符の鋏穴 日比....
「初恋」より 著者:矢崎嵯峨の舎
い出せば、恥ずべきこと、悲しむべきこと、ほとんど数うるに暇がない。ああ少年の時に
期望したことの中で、まア何を一ツしでかしたか,少壮のころにさえ何一ツ成し遂げなか....
「旧藩情」より 著者:福沢諭吉
》て士族の精神に配合し、心身共に独立して日本国中文明の魁《さきがけ》たらんことを
期望《きぼう》するなり。 然《しか》りといえども、その消極を想像してこれを憂《....