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期限付
「期限付〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
期限付の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「光と風と夢」より 著者:中島敦
趨《きすう》は余りに明かであった。マノノ島へ急航したビックフォード艦長は三時間の
期限付で降服を促した。マターファは投降し、同時に、追撃して来たラウペパ軍のために....
「ブルジョア作家のファッショ化に就て」より 著者:宮本百合子
んにでもなれるのではない、ファッシストにしかなれないのだ。然も一種の世間師だから
期限付のファッシストを宣言したところ思わず人を哄笑させる。 ....
「黒い手帳」より 著者:久生十蘭
られているんですよ。先週も三人組の独逸人に百万|法《フラン》近くやられて、三日の
期限付でモナコ公国にモラトリアムが出たばかりのところなんです。それでぼくはちょっ....
「環礁」より 著者:中島敦
ような渚の水音の外は、時たま堡礁の外の濤《なみ》の音が微《かす》かに響くばかり。
期限付の約束に追立てられることもなく、また、季節の継ぎ目というものも無しに、ただ....