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「朦朧体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

朦朧体の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
自転車日記」より 著者:夏目漱石
うること四十八時間ついに判然しなかった、日本派の俳諧師《はいかいし》これを称して朦朧体《もうろうたい》という 忘月忘日 数日来の手痛き経験と精緻《せいち》なる....
吾輩は猫である」より 著者:夏目漱石
うさ、僕の小供の時分などは寒月君のように意中の人と合奏をしたり、霊の交換をやって朦朧体《もうろうたい》で出合って見たりする事はとうてい出来なかった」「御気の毒様....
本棚」より 著者:宮本百合子
女性の黒髪のかげにかくされていたというわけであったのだろうと思う。感傷と未熟さの朦朧体にくるまれて、その絵はおませな女の子の眼に、どうしてもわけの分らないゴリラ....