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朦気
「朦気〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
朦気の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
まじまじと湖面を眺めたが、 「考えて見りゃこの湖水、どうも少し可笑しいよ。いつも
朦気が立ちこめていて向こう岸が見えないんだからな。それにどっちを眺めたって人っ子....
「「太平洋漏水孔」漂流記」より 著者:小栗虫太郎
じようになるだろう。 ところが、きょう夜にかけて大颶風がやってきた。そのあと、
朦気が吹き払われ清涼の気をおぼえると、今まで忘れていたこと、感じなかったこと、ま....
「偽刑事」より 著者:川田功
居た。大罪人である事が今ははっきり自分に判って来た。罰せられるであろうと云う事も
朦気乍ら判って来た。夫れは諦めなければならないものであった。 「オイッ、一寸待て....