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「木々高太郎〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

木々高太郎の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
へ泊る。談尽きず。彼、大元気なり、雄鶏社の話もスラスラ行きけるよし。 ◯その前に木々高太郎氏来宅。久振りに将棋を囲む事四回、三勝一負。 この友は益々公私共に溌....
作家のみた科学者の文学的活動」より 著者:宮本百合子
それは科学者としての最小限の義務ではなかろうか。 科学と探偵小説木々高太郎氏は、執筆する探偵小説によって賞をも得たことは周知であり、パヴロフの条....
文学のひろがり」より 著者:宮本百合子
いているという何人かの人達がある。例えばパヴロフの「条件反射」を専攻した林髞氏は木々高太郎氏であり、電気特許事務所長佐野昌一氏は海野十三氏であり、医博の正木不如....
中国文化をちゃんと理解したい」より 著者:宮本百合子
のであるが、果してそれはどうだろう。やはり固定的なものとしては看られないと思う。木々高太郎という人は周知の如く科学者であるが、その探偵小説の中で、中国人は金でこ....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
べて、着物きかえて、そこへ入って来た彌生子さんと一緒に家を出ました。 座談会は木々高太郎、奥むめを、私よ。『新女苑』。十時すぎ散会。かえりに目白駅まで送られて....
推理小説について」より 著者:坂口安吾
の話、探偵小説は謎ときゲームでなければならぬなどゝ主張を持っているわけではない。木々高太郎氏の探偵小説芸術論、これも探偵小説を愛するあまりのことで氏の愛情まこと....
休刊的終刊」より 著者:蘭郁二郎
れる大変化が起った、というのは誌名を「シュピオ」と改題し、海野十三、小栗虫太郎、木々高太郎の三氏が、その改題第一号たる昨年の一月号に「宣言」として発表された意味....
私の探偵小説」より 著者:坂口安吾
てないだろうな、と平野名人も謙遜していたが、私はそうじゃないと思う。江戸川乱歩、木々高太郎氏等でも、むろん僕では太刀打はできないけれども、平野謙の方が犯人を当て....
探偵小説思い出話」より 著者:山本禾太郎
ふいる」では盛んに批評をやり遂に相当まとまった評論を生むに至った。 その中でも木々高太郎氏の探偵小説は芸術品たり得るという所謂『探偵小説芸術論』と甲賀三郎氏の....
アンケート」より 著者:大倉燁子
望まれる事 二、貴下が最も嘱望される新人の名 (一)探偵もの全盛を望む。 (二)木々高太郎先生。 (『探偵文学』第一巻第一〇号、一九三六年一月) お問合せ 一、....
日本の頭脳調べ」より 著者:戸坂潤
た一種の世界観を用意してもいるようだ。感触の新しい生理学者である。直木賞を貰った木々高太郎は、氏の才気横溢たる処を示している。 医者で文化的に最も大きな存在は....