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木匠
「木匠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木匠の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「さまよえる猶太人」より 著者:芥川竜之介
》」は、悲しみも悦びも超越した、不思議な表情を湛えている。――これは、「ナザレの
木匠《もくしょう》の子」の教を信じない、ヨセフの心にさえ異常な印象を与えた。彼の....
「名人長二」より 著者:三遊亭円朝
ずること能わず。然れども子が斯道に心を潜むるの深き、静養の間更に名人競の内として
木匠長二の伝を作り、自ら筆を採りて平易なる言文一致体に著述し、以て門弟子修業の資....
「百喩経」より 著者:岡本かの子
――と保志子は考えた――溜めて置かれないものね」 三重楼喩 愚な富豪が
木匠を呼んで三重楼を建て度いが、自分は三重楼の下の二層は要らない、上一層だけが欲....
「五重塔」より 著者:幸田露伴
はもとより因縁仮和合、よしや惜しむとも惜しみて甲斐なく止めて止まらねど、たとえば
木匠の道は小なるにせよそれに一心の誠を委ね生命をかけて、欲も大概は忘れ卑劣き念も....