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「木取り〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

木取りの前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
三枝氏が大層よろこんだのでした。 この木の玉の出るのは、必ずしも偶然ではなく、木取りの仕様で、出そうと思えば出るものです。師匠は特にそういう風に作られたのです....
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
なくとも身と心とを清浄にして早春の気持よい吉日を選んでその日から彫り初めました。木取りは御造営の方で出来ていて、材料はチャンと彫るばかりになって私の手へ廻されて....
破れわらじ」より 著者:三好十郎
うむ、健五郎は、この日田にも三人とは無え名人だった。俺なんざ、今でも、むつかしい木取りの時あ、目の前に健五郎ば置いて、どげん引目ば入れりゃよかつかい健五郎ちうて....