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木曽路
「木曽路〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木曽路の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「護持院原の敵討」より 著者:森鴎外
て、農家の土間に筵を敷いて寝た。飛騨国では高山に二日、美濃国では金山に一日いて、
木曽路を太田に出た。尾張国では、犬山に一日、名古屋に四日いて、東海道を宮に出て、....
「人面瘡物語」より 著者:田中貢太郎
霊雑記にある話で、幸若舞の家元になった幸若八郎と云うのが、京都へ登って往く途中、
木曽路で出会った出来事であった。 木曽の谷には秋が深かった。八郎を乗せた馬は傾....
「指輪一つ」より 著者:岡本綺堂
は不定でしたし、乗客も無我夢中で運ばれて行くのでしたが、午後に名古屋を出た列車が
木曽路へ入る頃にはもう暮れかかっていました。僕はまたまた苦しくなって、頭ががんが....
「木曽の旅人」より 著者:岡本綺堂
ているのを見つけ出した者がある。無論にその連れの男に疑いがかかって、警察の探偵が
木曽路の方まで追い込んで来たのです。」 「すると、あとから来た筒袖の男がその探偵....
「稚子法師」より 著者:国枝史郎
へ、使者に立った萩原主水は、首尾よく主命も果たしたので、白馬に鞭打ち従者を連れ、
木曽路を洗馬まで走らせて来た。 塩尻辺で日を暮らす、此処洗馬まで来た頃には文字....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
べえ》、以下十名、いずれも勤王くずれの無頼漢《ならずもの》。 勤王を名にして、
木曽路や東海道で強盗をはたらいていた連中。咸臨丸の金、二十五万両が東海道をくだる....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
どういう人間なのだろうか。
お駒とは、むかし旅役者のむれに一座して、信濃路から
木曽路《きそじ》、越後《えちご》のほうと打ってまわったことがあるというだけのこと....