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木村重成
「木村重成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木村重成の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三つの窓」より 著者:芥川竜之介
甲板士官はこう答えたなり、今度は顋をなでて歩いていた。海戦の前夜にK中尉に「昔、
木村重成は……」などと言い、特に叮嚀に剃っていた顋を。…… この下士は罰をすま....
「大阪夏之陣」より 著者:菊池寛
奈良街道の要地にして、地勢卑湿、水田沼地多く畷道四通する所だ。 大阪方の主将は
木村重成、長曾我部|盛親の二人。是に向うは河内国の先鋒藤堂高虎兵五千、井伊直孝三....
「死生」より 著者:幸徳秋水
の歌かき残せし楠正行は、年僅に二十二歳で戦死した、忍びの緒を断ち※に名香を薫ぜし
木村重成も亦た僅かに二十四歳で、戦死した、彼等各自の境遇から、天寿を保ち若くば病....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
妙香を出した伝多きは、その人香道の嗜《たしな》み深く、その用意をし置いたらしい。
木村重成ら決死の出陣に香で身を燻《くん》じた人多く、甚だしきは平定文《たいらのさ....
「女性の諸問題」より 著者:倉田百三
婦生活は尊い。ブース夫婦。ガンジー夫婦。リープクネヒト夫婦。孫文夫婦。乃木夫婦。
木村重成夫婦。細川忠興夫婦。 高貴なもののために殉じた犠牲の死をもって、また互....
「昭和遊撃隊」より 著者:平田晋策
、二人は顔を見あわせて、にっこりほほえんだ。 「よかったわねえ。清さんは、まるで
木村重成《きむらしげなり》のような手柄をたてたのね。」 ※代さんは、とてもよく....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
った。一番目は在来の大阪落城を桜痴居士が改作したもので、団十郎の宮内の局と新蔵の
木村重成、この母子の別れの場が最も好評であった。二番目では団十郎の幸兵衛と八百蔵....