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木洩れ日
「木洩れ日〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木洩れ日の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道標」より 著者:宮本百合子
長く垂れて、睡蓮の葉が浮んでいる池のおもてに、円柱の列が、白い影をおとしている。
木洩れ日でぬくめられている石のベンチに、二人はかけていた。日本で云えば、はじに似....
「風立ちぬ」より 著者:堀辰雄
んぼく》の隙間をようやくのことで潜り抜けながら、斑《まだ》らに落ちていて、そんな
木洩れ日がそこまで届くうちに殆んどあるかないか位になっている微風にちらちらと揺れ....
「大和路・信濃路」より 著者:堀辰雄
体の小さな苔蒸《こけむ》した石仏が、笹むらのなかに何かしおらしい姿で、ちらちらと
木洩れ日に光って見えている。いずれ観音像かなにかだろうし、しおらしいなどとはもっ....