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「木琴〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

木琴の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
霧の中」より 著者:豊島与志雄
呂敷いっぱい玩具を買いこんできた。花笄や、笛や、太鼓や、独楽《こま》や、花火や、木琴や、絵本や、積木なんか、いろいろなものを、座敷中にぶちまけたもんだから、家の....
曲馬団の「トッテンカン」」より 著者:下村千秋
やりました。中でも一番|面白い芸当は、新吉と二人で鍛冶屋をやることでした。大きな木琴をつくり、その木琴を新吉が持ってぐるぐるまわり歩きます。ファットマンはその後....
ノンシャラン道中記」より 著者:久生十蘭
持《きんじ》を持っているものと見え、コン吉とタヌが口を酸《すっぱ》くし、甘くし、木琴のように舌を鳴らして喰べて見せても、一向に動ずる気色がないばかりか、最後に差....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
意を払うわけには行かなかった。しかし彼の徳兵衛は実に巧いものであった。例の座頭の木琴のくだりで“かねて手管とわしゃ知りながら”の粋な錆び声は、この人でなければ聞....