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木舞
「木舞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木舞の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「石狩川」より 著者:本庄陸男
んだ自分の小屋でありながら、下からしみじみ見あげる自然木の垂木《たるき》や小枝の
木舞《こま》いはひどく馴染《なじ》みのないものであった。炉火の煙がそのあたりに揺....
「日輪」より 著者:横光利一
太陽は入江の水平線へ朱の一点となって没していった。不弥の宮の高殿では、垂木の
木舞に吊り下げられた鳥籠の中で、樫鳥が習い覚えた卑弥呼の名を一声呼んで眠りに落ち....
「可愛い女」より 著者:神西清
要なものは材木のように思えて、桁材だの、丸太だの、板割だの、薄板だの、小割だの、
木舞だの、台木だの、背板だの……といった言葉の中に、何となく親身なしみじみした響....