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木萩
「木萩〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
木萩の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
にほふとしも多かり」とあるとおりであろう。私は、昭和十年十一月すえに伊香保温泉で
木萩の咲いて居るのを見た。其の時伊香保の山には既に雪が降っていた。また大宝二年の....
「樋口一葉」より 著者:長谷川時雨
五つ、袖《そで》に二つはぐとて、 宮城《みやぎ》のにあらぬものからから衣なども
木萩《こはぎ》のしげきなるらん と恬然《てんぜん》と一笑した人の墓石は、現今も....
「ユモレスク」より 著者:久生十蘭
ねた。滋子はそばへ立って行って、 「ええ、そうよ。あれが山萩、むこうのは豆萩……
木萩……あちらが千代萩。でもあれは四月でなくては咲きませんの」 杜松子は顔をか....