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「木訥〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

木訥の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
声が高い調子であるには驚かされたと笑った。 「へい、いらっしゃい。」 と佐吉は木訥な調子で、その口調をまねて見せた。 「あのへい、いらっしゃいには、おれも弱っ....
新釈諸国噺」より 著者:太宰治
っとその人魚の死骸を見つけて、おさむらいの一分とやらを立てさせてあげますぞ。」と木訥の口調で懸命になぐさめ、金内の肩に積った粉雪を払ってやったりするのだが、金内....
茂吉の一面」より 著者:宇野浩二
がよく、人をそらさず、ずいぶん如在のない人である、それで、大抵の人は、茂吉を、「木訥」な好い人である、と思っているようである。 ここで、さきに引いた二通の茂吉....