木賊色[語句情報] » 木賊色

「木賊色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

木賊色の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
す》り寄せて余念なく見取れている。 小羊《ラム》の皮を柔らかに鞣《なめ》して、木賊色《とくさいろ》の濃き真中に、水蓮《すいれん》を細く金に描《えが》いて、弁《....
霜凍る宵」より 著者:近松秋江
が半分ほど見えている。私は神経が凝結したようになってそちらを、なおじっと見ると、木賊色の木綿ではあるが、ふかふかと綿の入った敷蒲団を二、三枚も重ねて敷き、そのう....