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「未刊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

未刊の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
フランス哲学についての感想」より 著者:西田幾多郎
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十二支考」より 著者:南方熊楠
豆《そらまめ》状とも三角形ともいう。佩ぶれば姙婦に宜しという石どもについては、余未刊の著『燕石考』に詳述したが、その一部分を「孕石《はらみいし》の事」と題して出....
細木香以」より 著者:森鴎外
文淵堂主人が語った。石橋真国と柴田是真との事である。「石橋真国は語学に関する著述未刊のもの数百巻を遺した。今松井簡治さんの蔵儲に帰している。所謂やわらかものには....
獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ことがたまっているから又改めて一つかき、これはこれでおやめにします。「衛生学」は未刊の方が事実のようです。本を買うのは予約になる由です。本屋でカタログを出すので....
レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
いかな、世事は常に同一にして何ら新しきことなし。創造主の創造のうちにはもはや何ら未刊のものなし! ソロモンは言う、天が下に新しきものなし! ヴィルギリウスは言う....
くろん坊」より 著者:岡本綺堂
一 このごろ未刊随筆百種のうちの「享和雑記」を読むと、濃州徳山くろん坊の事という一項がある。....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
である。 井岡冽《いおかれつ》纂述の『毛詩名物質疑《もうしめいぶつしつぎ》』(未刊本)巻之三、※の条下に、「※通名御柳寛保年中夾竹桃ト同時ニ始テ渡ル甚活シ易シ....
八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
の頃はマダ右眼の失明がさしたる障碍を与えなかったらしいのは、例えば岩崎文庫所蔵の未刊|藁本『禽鏡』の(本文は失明以前の筆写であっても)失明の翌年の天保五年秋と明....
ベートーヴェンの生涯」より 著者:片山敏彦
曲の注釈付楽譜』(作品第百一番、第百九番、第百十番、第百十一番は既刊。第百六番は未刊) これはベートーヴェンのピアノの譜を読む人々や解釈する人々のための重要な出....