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未到
「未到〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
未到の前後の文節・文章を表示しています。該当する13件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘭学事始」より 著者:菊池寛
うちに含まれた先人未知の真理の甘味が、彼らの心に浸みついていた。 彼らは、邦人
未到の学問の沃土に彼らのみ足を踏み入れ得る欣びで、会集の期日ごとに、児女子の祭見....
「蟹工船」より 著者:小林多喜二
、薬でも飲むように、舌の先きで少しずつ嘗めていた。「何んしろ大事業だからな。人跡
未到の地の富源を開発するッてんだから、大変だよ。――この蟹工船だって、今はこれで....
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
。然れども年長ずるに随ひ他に男子無きの故を以て妻帯を強ひらるゝ事一次ならず、学業
未到の故を以て固辞すと雖、間葛藤を避くるに遑あらず。遂に、父坪右衛門の請により隠....
「映画雑感(Ⅳ)」より 著者:寺田寅彦
ふうをしなければならない。幸いなことには、映画という新しいメジウムの世界には前人
未到の領域がまだいくらでも取り残されている見込みがある。そうした処女地を探険する....
「地図をながめて」より 著者:寺田寅彦
ちのまじめで忠実で物をごまかさない頼もしい精神のありがたさであった。ほとんど人跡
未到な山の中の道のない所に道を求めあらゆる危険を冒しても一本の線にも偽りを描かな....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
は現実のもので、まぎれもないもので、そこにやさしいよろこびの諧調があります。私は
未到のものの故に猶若々しく猶その成熟をいつくしむ自分たちを感じます。自分たちがも....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
いとり、腹をさき肝をぬくものと思量いたすが、魔人の怪力は地をくぐり天を走り、人力
未到の境地に至っておりますから、にわかに魔獣を使っての犯行と決しかねるところもあ....
「娘煙術師」より 著者:国枝史郎
小生叔母の娘が嫁しおり候、小生は京丸より東南約十里の土地の産に候、ただし京丸へは
未到に候
奈良県丹波市町 鈴木 享
では作者は読者に約する、明日にも新....
「南国太平記」より 著者:直木三十五
くかくほうかあらたなるを》
「新七、うまいぞっ」
「ちぇすとう」
勿言大業機
未到《いうなかれたいぎょうきいまだいたらずと》
精神一発|起皇風《こうふうおこる....
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
のか解らぬが、夷隅は海岸を除いては全郡山地があるが山がすべて浅くて且つ低くて人跡
未到というような感じのある処はなさそうだ。房総はすべて馬の背のような地形で、山脈....
「越中劍岳先登記」より 著者:柴崎芳太郎
越中の劍岳は、古来全く人跡
未到の劍山として信ぜられ、今や足跡|殆んど遍かられんとする日本アルプスにも、この....
「西航日録」より 著者:井上円了
r)町に着す。途上即成は左のごとし。 愛蘭為客已三週、風雨凄凄気似秋、遺恨花期猶
未到、尋春四月入威州。 (愛蘭に旅客となってすでに三週間を経た。風雨はいよいよす....
「比較科学論」より 著者:中谷宇吉郎
従来不可能であった分野が、研究可能になったという点にある。大気圏外の世界は、人類
未到の世界である。其処《そこ》には、何があるか、全然わからない。新しいアマゾンの....