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未申
「未申〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
未申の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
生島へ参りますには、戌亥《いぬい》へ向いて参らなければならないのに、この舟はいま
未申《ひつじさる》の方へ向いて進んでいるのです、これでは竹生島へ着きません」
....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
から、金を封じてはおられません。 すっくと立って、窓を押し開いて外を見ました。
未申《ひつじさる》のあたりに月があって、外面《そとも》をかなり明るく照していまし....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
き》の端をかわし、右に神子元島《みこもとじま》の地方《じかた》が見えかかるころ、
未申《ひつじさる》の沖あいに一艘の船影が浮かびあがって来た。 海面は仄白《ほの....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
この見当として北西北。……ウム。(仰いで)星は? 見えぬか。いや見える。天頂より
未申《ひつじさる》、やや酉《とり》に寄るフン……と? よし、これだな。今井君、そ....
「釘抜藤吉捕物覚書」より 著者:林不忘
勘考する時の習癖《くせ》である。 惑信と言えばまず家の方位だ。その凶は暗剣殺で
未申《ひつじさる》――西南――の方、これを本命《ほんめい》二黒土星で見れば
未申は....
「迷信解」より 著者:井上円了
う。家に七人なければ隣をかぞえて殺すという」と説いてある。その方角は甲己の年は午
未申の方にありて、乙庚の年は辰戌の方にありという。ただし、大将軍にも金神にも一定....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
この見当として北西北。……ウム。(仰いで)星は? 見えぬか。いや見える。天頂より
未申《ひつじさる》、稍々|酉《とり》に寄るフン……と? よし、これだな。今井君、....