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未着
「未着〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
未着の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
解釈の問題です。
さて、英研ね、九月十日に十月号は発送して居りますって。しかし
未着ならばすぐ改めて発送すると云って居ります。そのうちにつくでしょう。やはり予約....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
封書)〕
十一月九日 第七十六信
七日のお手紙をありがとう。十五日の手紙
未着の分については、申上げたとおり願います。
きのう『白堊紀』をよんでいろいろ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
の写真絵はがき)〕 きょうは七十九度ありました。暑くて苦しいほどだから、セルが
未着でおこまりでしょうと思います。何とガタガタな一日だったでしょう。咲枝が出京し....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ると、一月八日のなのよ。去年のおせいぼ、待ちかねているのにどうしたのでしょうね、
未着です。お歳暮のしるしとしてすこしほめて下すったと伺ったからもしかすると、着か....
「臨時急行列車の紛失」より 著者:新青年編輯局
った。するとまた六時五十分にはマンチェスターから第二信が飛来した。 『予報の臨列
未着』 それから十分後には、いっそう謎のような第三信が受取られた―― 『臨列の....
「日記」より 著者:宮本百合子
鎌倉には、十二時一寸前に着。当にして居た倉知の川島と云う男非番で居ず。荷物も
未着。紅屋でお菓子を買い、とにかく倉知に行く。因循だと云うので、国男、関さん達に....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
に偶然東京朝日の編輯局で書いた「ひとりごと」と題する桂首相の心理解剖の如きは前人
未着手の試みで、頗る読者に受けたもんだ。(この一編は全集第四巻に載っておる。)あ....
「雪」より 著者:中谷宇吉郎
に一冊の書物になり得るような研究題目のみであるが、残念ながら現在の所ではまだ殆ど
未着手の状態である。 私のこの本で述べようとするのは、この地上に積った即ち積雪....
「特殊部落の人口増殖」より 著者:喜田貞吉
外にも増加数の、ことに夥しいのに驚かされる。本年一月のその筋の調査によるに、報告
未着の東京府の一部、及び神奈川・宮城・岩手・秋田の四県を除き、その他に於ける部落....