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末家
「末家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
末家の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヰタ・セクスアリス」より 著者:森鴎外
、お父様の心安くしていらっしゃる安中《あんなか》という医者が来て、或る大名華族の
末家《まっけ》の令嬢を貰えと勧めた。令嬢は番町の一条という画家の内におられる。い....
「カーライル博物館」より 著者:夏目漱石
ども寸毫《すんごう》も利目無之《ききめこれなく》夫《それ》より篤《とく》と熟考の
末家の真上に二十尺四方の部屋を建築致す事に取極め申|候《そろ》是は壁を二重に致し....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
千四百石であったのに、寛文五年に備前守政清が主膳高清に宗家を襲がせ、千石を割いて
末家を立てた。渋江氏はこの支封の家に仕えたのであろう。今|手許に
末家の系譜がない....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
売却されて、現今の芝公園の紅葉館の隣地へ転任せらるる事になった。この地は鍋島家の
末家邸であったかと記憶する。 この年の十月太政官からの学制頒布があった。それで....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
て頂戴」といって笑われた事もありました。 程近い旧藩主の邸内に、藩の人たちが御
末家と呼ぶお家がありました。御親類つづきなのでしょうか、若い美しい御後室と幼い姫....
「志士と経済」より 著者:服部之総
くどうさもん》を以て内願仕り候|下《しも》ノ関《せき》竹崎浦《たけざきうら》(清
末家町人大年寄|勤《づとめ》)白石正一郎と申す者へ、江戸|一左右《いっそう》次第....