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末方
「末方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
末方の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
家も、斯様な時には炙れば青い焔立つ脂ぎった生魚を買って舌鼓うつのである。
月の
末方には、除隊の兵士が帰って来る。近衛か、第一師団か、せめて横須賀位ならまだしも....
「小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
苦労をした人で、(不如帰の小川某女ではない)大層情の深い話|上手の方だった。夏も
末方のちと曇ってしめやかな晩方の事、童男は遊びに出てしまう、婦人と自分と妻と雑談....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
岡門前に待乳屋と謂って三味線屋があり、その一人娘で菊枝という十六になるのが、秋も
末方の日が暮れてから、つい近所の不動の縁日に詣るといって出たのが、十時半過ぎ、か....
「ダルマ船日記」より 著者:山之口貘
して僕は用を足さねばならないのだ。 なおさら、困まるのは糞の始末である。その始
末方法に就ては、六さんが彼の実地を以て、或る夜、説明付で僕に教えるのだった。こん....