末男[語句情報] » 末男

「末男〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

末男の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
五十男五十女あった、第二妻ヘカベーだけにも十九男児を生ませた、ポリドーロスはその末男で父母の愛|最《いと》厚くトロイ攻めらるるに及び王この児に大金を添えてツラシ....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
脩が十月に秀英舎を退いて京橋|宗十郎町の国文社に入り、校正係になった。修の四男|末男さんが十二月五日に生れた。三十六年には脩が九月に静岡に往って、安西一丁目|南....
レーリー卿(Lord Rayleigh)」より 著者:寺田寅彦
を追究して行くなら別に悪い事はあるまい」と答えた。 一九一二年の暮にレーリーの末男が死んで、幸福な彼の晩年にも一抹の黒い影がさした。一九一三年の春は肋膜を病ん....
光は影を」より 著者:岸田国士
あゝいう女性がそばにいることは想像もしなかつた。羨ましい生活だな」 と、南条己末男は、ほんとに羨ましそうに言つた。 「あたしは、たいがい見当がついてたわ。南条....
鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
ったのはその年の十月中旬です。 西紳六郎氏にお子さんがありませんので、赤松家の末男が今西氏の後嗣です。それは於菟さんの叔父に当る方でしょう。 寄席 千....