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末筆
「末筆〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
末筆の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「虚構の春」より 著者:太宰治
このことお含みの上、御養生、御自愛、願上候。青森県金木町、山形宗太。太宰治先生。
末筆ながら、めでたき御越年、祈居候。」 元旦 「謹賀新年。」「献春。」....
「家」より 著者:島崎藤村
い上げ候。福子へも宜敷御伝え下されたく候。先は、あらあら。 母より 雪子どの
末筆ながら旦那様へ宜敷御申訳くだされたく、御頼申上げ※。又、御近所へは何も進げる....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
う御座います。然し手足まといにならぬよう世話にならぬようには充分致して居ります。
末筆ながら鶴子様にはどんなに御可愛らしくいらっしゃいましょう。鶴子様位の御子様を....
「豊島与志雄著『高尾ざんげ』解説」より 著者:太宰治
様に、だらしがない。 そうして、日本で、いちばんの教養人だってさ。 最後に、
末筆で失礼であるが、私は、学生時代、先生にひどいお世話になったことを、附記してお....
「佳日」より 著者:太宰治
ら、人の事に就いて自動的には働かないが、言いつけられた限りの事は、やってもよい。
末筆ながら、おからだを大事にして、阿片などには見向きもせぬように、とまたしても要....
「わが童心」より 著者:佐藤垢石
申し、嶺や麓の新緑を眺めながら、これからは一層増産に励まんかと、覚悟致し居り候。
末筆ながら御報告申上げたきは、山菜と青果の栄養に育つ、わが子等の姿に御座候、未だ....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
|被下度希望の到りに不堪候以上。 正月五日夜漱石 虚子君 乍
末筆御令閨へよろしく御鳳声願上候。 不本意ながら俳句界に遠ざかったとあるのはど....
「秘密の相似」より 著者:小酒井不木
ますが、書けば書くほど未練な心も生じ、涙が頻りに出ますから、これで失礼致します。
末筆ながら御両親様によろしく御伝え下さいますよう。乱筆を御許し下さいませ。 ....