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本原
「本原〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本原の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
だが、それはみんな私には何のかかわりもないことなのだ。』 これが東洋人独特の根
本原理である。幸いに我々西方国民はこれとは違った考えをもっているのである。しかし....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
よってはドイツを屈伏させることが怪しくなって来たのです。それが第一次欧州大戦の根
本原因であります。幸いにドイツをやっつけました。数百年前、世界政策に乗り出して以....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
ても、徹底的にその武力の運用が出来かねた事が仏国革命まで、持久戦争となっていた根
本原因である。フランス革命の軍事的意義は職業軍人から国民軍隊に帰った事である。実....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
そもそも進化はまず動的状態を予想して初めて説くべきであるから、哲学は進化以上の根
本原理にさかのぼらなければならぬ。この第三の融合的実在論は実在論として終極のもの....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
花の宗匠の定めた生花の法則になお詳細に立ち入って、徳川時代の装飾を支配していた根
本原理を明らかにすること(そうすれば明らかになると思われるが)は興味あることであ....
「仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
のですから、それに溺れやすいのです。溺れてしまえば一所停滞であって、宇宙生命の根
本原則である人格完成へ向っての進化発展の道に叛きますから、人間としては堕落です。....
「審判」より 著者:カフカフランツ
ぐそばに立っているのに、ぼんやり右手をながめたりしないというのが、被告の態度の根
本原則だ、と彼は思っていたが、――まさにこの根
本原則にしょっちゅう抵触するのだっ....
「特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ」より 著者:喜田貞吉
内に於いて、民族の異同があるというのでもなき一部の同胞に向って、何ら区別すべき根
本原因のなくなった今日、なおこれを区別する必要がどこにありましょう。また永く区別....
「学生と読書」より 著者:倉田百三
いて書物とは、人間と人間との心の橋梁であり、人間共働の記念塔である。 読書の根
本原理が暖かき敬虔でなくてはならぬのはこのためである。 二 生、労作そ....
「法学とは何か」より 著者:末弘厳太郎
判官が法によらずに勝手な裁判をしてはならないということは、法治国における司法の根
本原理で、これは誰にも理解できることであるが、そのよるべき法が、いかなる場合にも....
「書について」より 著者:高村光太郎
ことにしているのである。 三 書はもとより造型的のものであるから、その根
本原理として造型芸術共通の公理を持つ。比例均衡の制約。筆触の生理的心理的統整。布....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
であるのを認める。だが私はこれらの思想を借用したのではない。私は私の経済学説の根
本原理を父オーギュスト・ワルラス(Auguste Walras)から借用し、この....
「変った話」より 著者:寺田寅彦
る。 この二十世紀の巧妙な有線電信機の生命となっている同時調節の応用も、その根
本原理においては前記の古代ギリシアの二千何百年前の無線光波通信機の原理と少しも変....
「自然界の縞模様」より 著者:寺田寅彦
その大きさにある上下の限界のある事などがだいぶわかって来たが、角の数を決定する根
本原理についてはまだ充分な解釈を下すに至らなかった。しかしこの物の形の基礎には立....
「天災と国防」より 著者:寺田寅彦
、今度のような烈風の可能性を知らなかったあるいは忘れていたことがすべての災厄の根
本原因である事には疑いない。そうしてまた、工事に関係する技術者がわが国特有の気象....