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本因坊戦
「本因坊戦〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本因坊戦の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ヤミ論語」より 著者:坂口安吾
の活躍で大衆の注目をあつめていたが、目下はサンタンたるもの。それも当然のことで、
本因坊戦などという一家名を争うなどとは滑稽奇怪というほかはない。家名が意味を失っ....
「碁にも名人戦つくれ」より 著者:坂口安吾
のは残酷きわまるものである。その激しさ、必死の力闘が人気を生むのである。 碁の
本因坊戦ときてはたかが一家名をつぐだけのことにすぎない。今日の新時代では法律的に....
「戦後新人論」より 著者:坂口安吾
族の気位の如きものを持している。秘宝を公開しない法隆寺と同じようなバカらしさで、
本因坊戦などゝいう一家名の争いを最上の行事として、実力第一の名人戦をひらいて、全....
「巷談師」より 著者:坂口安吾
。だから、よろず勝負ごと、顧客のもとめに応じて好みのものを観戦する。将棋名人戦、
本因坊戦、スポーツ万端、よろず、やる。 私は将棋の駒の動き方を知ってるだけだ。....
「九段」より 著者:坂口安吾
★ 読売新聞は碁の方は呉清源を一手に握っているから、朝日の棋院大手合、毎日の
本因坊戦に比べて、まさるとも見劣りのない囲碁欄であるが、将棋の方は他社の名人戦に....
「明日は天気になれ」より 著者:坂口安吾
のために碁がひっくり返って本因坊の二目勝になったという秘史があるからなのである。
本因坊戦にはこういう因縁があるから、呉清源が要心深く対局者の門外不出絶対カンヅメ....