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「本多〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本多の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
文章」より 著者:芥川竜之介
「堀川さん。弔辞《ちょうじ》を一つ作ってくれませんか? 土曜日に本多少佐の葬式がある、――その時に校長の読まれるのですが、……」 藤田大佐は食....
戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
た》っている嚊《かかあ》たばね、上がり場で手拭《てぬぐい》をしぼっているちょん髷本多《まげほんだ》、文身《ほりもの》の背中を流させている丸額《まるびたい》の大銀....
開化の良人」より 著者:芥川竜之介
いた。私はこの姿を一目見ると、すぐにそれが四五日前に、ある会合の席上で紹介された本多子爵《ほんだししゃく》だと云う事に気がついた。が、近づきになって間《ま》もな....
古千屋」より 著者:芥川竜之介
宗兵衛《せきそうべえ》、寺川左馬助《てらかわさまのすけ》の二人だった。 家康は本多佐渡守正純《ほんださどのかみまさずみ》に命じ、直之の首を実検しようとした。正....
失楽園殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
し、悠々暗号の解読を始めた。 「大体、モルランド足というのが八本趾で、普通より三本多いのですから、その剰った三という数字が、この場合三字を控除せよ――という意味....
半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
に泊り込んだ夜に、一つの椿事が出来した。 三人の鷹匠は光井金之助、倉島伊四郎、本多又作で、いずれもまだ二十一二の若い者であるので、丸屋の方でも心得ていて給仕と....
海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
、広田弘毅 ◯有馬頼寧、後藤文夫、安藤紀三郎、井田磐楠、菊地武夫、水野錬太郎 ◯本多熊太郎、天羽英二、谷正之、青木一男、藤原銀次郎、星野直樹、池田成彬、松坂広政....
青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
たのであるともいい、または大坂方に内通の疑いがあったためであるともいい、あるいは本多佐渡守|父子の讒言によるともいう。いずれにしても里見忠義は相模守忠隣のむすめ....
宇宙戦隊」より 著者:海野十三
三本の角が、頭の上に生えていた。二本なら牛や鬼と同じであるが、それよりももう一本多い。そしてその角は前の方に二本生えていて、もう一本はすこし後にあった。後の角....
月の夜がたり」より 著者:岡本綺堂
員で、これもその地面と家とを法外に安く買って来たらしかった。今まで住んでいたのは本多なにがしという昔の旗本で、江戸以来ここに屋敷を構えていたのだが、維新以来いろ....
怪異黒姫おろし」より 著者:江見水蔭
「その石見守は疾くに死去なされました筈」 「おう、慶長十八年四月に頓死したが、本多上野介正純が石見守に陰謀が有ったと睨んで、直ちに闕所に致し置き、妾を詮議して....
備前天一坊」より 著者:江見水蔭
と御暇を賜わった。そこで鶴江殿は産れ故郷の播州姫路に立帰り、そのまま縁付いたのが本多家の御家来小笠原|兵右衛門。この人は余程お人好しと見えて、何も知らずに鶴江殿....
五色蟹」より 著者:岡本綺堂
。彼には二人の連れがあった。いずれも学校を出てまだ間もない青年の会社員で、一人は本多、もう一人は田宮、三人のうちでは田宮が最も若い二十四歳であった。 遠泉君の....
小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
の嶋原一揆の騒動が起こった。それもようやく鎮まると、あくる寛永十六年に姫路の城主本多政朝は因州鳥取に移されて、松平忠明が代って姫路に入城することになった。忠明が....
小坂部伝説」より 著者:岡本綺堂
なった。しかし徳川時代になってからも、ここの城主はたびたび代っている。池田の次に本多忠政、次は松平忠明、次は松平直基、次は松平忠次、次は榊原政房、次は松平直矩、....