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本富
「本富〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本富の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蘭学事始」より 著者:菊池寛
流の医術、本草《ほんぞう》、物産、究理の学問に志ある者を初め、好事《こうず》の旗
本富商の輩《はい》までが、毎日のように押しかけていた。 ことに御医術の野呂玄丈....
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
ありがたがらせ清澄たらしむることすこぶる足らず、と言えるは言の至れるなり。後年日
本富まば、分に応じて外国よりいかなる大石を買い入れても大社殿を建て得べし。千百年....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
三を出し未完と記しながら、後分を蛇の体同様長々と出し遅れたは、ちょうどその頃|谷
本富《たにもととめり》博士より、三月初刊『臨済大学学報』へ出た「蛇の宗教観」を示....
「誰のために」より 著者:宮本百合子
権と肉体への暴力で、特定の権力と目的とにしたがえさせられた。本郷の帝国大学のある
本富士警察の留置場、学校の多い西神田署の留置場などは、東京の警察の乱暴な留置場の....
「本郷の名物」より 著者:宮本百合子
たしにとって忘れることのできない名所がある。それは本郷区役所と並んでそびえていた
本富士警察署の留置場である。一九三〇年代にいくらかでも解放運動に関係のあった人は....
「探偵夜話」より 著者:岡本綺堂
置いて、わたしに話したのは次の出来事である。今から七、八年前の五月に、娘義太夫竹
本富子の一座が埼玉県の或る町へ乗り込んだ。太夫や糸やその他をあわせて十二人が町の....
「三筋町界隈」より 著者:斎藤茂吉
ていた。彼らは成城学校の生徒を逆撃しようと待ちかまえているところであった。これは
本富士署あたりの警戒のために未遂に終ったが、当時の医学書生というものの中には本質....
「押入れ随筆」より 著者:吉川英治
のときで、あれが近頃のミス・コンテストばやりの最初のものかもしれなかった。 山
本富士子氏は、そのときのミス・日本であった。たしか、私の記憶に誤りがなければ、山....