本局[語句情報] »
本局
「本局〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本局の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「あやかしの鼓」より 著者:夢野久作
の顔を見ておられたが、 「誰にも知れないようにするんだよ。家《うち》は笄町の神道
本局の筋向うだ。樅《もみ》の木に囲まれた表札も何もない家《うち》だ」と眼をしばた....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
豚肉王の夫人が郷里の豚肉王に宛てた軍資追徴の至急報を片手に、山下のモンテ・カアロ
本局で同情すべきヒステリイ発作のため痛くないように卒倒したり――。 その電文に....
「火の扉」より 著者:岸田国士
て行くよりほかはないと覚悟をきめた。ところが、帳場で新聞を読んでいた一人の男が、
本局から毎朝郵便車がW町へかよつているから、それに頼めば途中まで運んでもらえるの....
「学問の独立」より 著者:福沢諭吉
する等、百般の文事を一手に統轄し、いっさい政府の干渉を許さずして、あたかも文権の
本局たるべし。 在昔《ざいせき》、徳川政府|勘定所《かんじょうどころ》の例に、....
「鉄の規律」より 著者:平林初之輔
ることは事実なんで、それが社会のあらゆる方面へ入りこんでいるんです。ことによると
本局へも二人や三人党員が入りこんでいるかもしれません。そして党にはいわゆる「鉄の....
「城」より 著者:カフカフランツ
す。城との一定の電話連絡というものはないし、われわれがかける電話をつないでくれる
本局というものもないのです。ここから城のだれかに電話をかけると、むこうではいちば....