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本数
「本数〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本数の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幻談」より 著者:幸田露伴
訳なく出来ますことで、片撚《かたよ》りに撚る。そうして一つ拵える。その次に今度は
本数を減らして、前に右撚りなら今度は左撚りに片撚りに撚ります。順※に
本数をへらし....
「一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
篇は八百二十、六篇は二百八十というように、印刷高の激減と破約者の多少によって、残
本数に大差違があるのです、揃い物は二百か三百に過ぎませんから売れたのですが、ハモ....
「食魔」より 著者:岡本かの子
のではないから余計とって置いて差支えない。よろしく気持の上の後詰の分として余分の
本数をとって置くべきであると。いま、逸子が酒屋へのビール注文の仕方は、鼈四郎のふ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
、売買を始め、エジェント御迎え置き相成り候わば、御安全の事に存じ奉り候。 ――日
本数百年、戦争これなきは天幸と存じ奉り候。あまり久しく治平うち続き候えば、かえっ....
「未来の地下戦車長」より 著者:海野十三
《は》いているこの脇差《わきざし》のつかに、幾本の紐《ひも》が巻いてあるか、その
本数をあてたものには、褒美《ほうび》として、この脇差をつかわそう。さあ、誰でも早....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
い。『東京朝日新聞』(三四年四月十六日付)に載った統計によると、右翼関係単行本納
本数は、 昭和七年―一四五、昭和八年―一七九 同新聞雑誌在籍数は、 昭....
「競漕」より 著者:久米正雄
て彼らは漕ぎ止めた。久野は敵のスタートとストップの位置をもう一応確かめて、漕いだ
本数及び時間を頭脳の中にしっかり記憶した。そしてほっと息を吐いて妙な快感を感じな....
「思い」より 著者:伊丹万作
といわなければならぬ。 しかし、今まで一本かりに五万円平均の撮影費だつたのが、
本数が四分の一になつたから、今後は二十万円かけられるという計算は、ちよつと楽天的....
「学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
戸に修業して、その学流につき諸大家の説を写し取り、日夜怠らずして数年の間にその写
本数百巻を成し、もはや学問も成業したるがゆえに故郷へ帰るべしとて、その身は東海道....
「ムツェンスク郡のマクベス夫人」より 著者:神西清
の数だけの青むらさきのミミズ腫れをしるしづけ、つづいてセルゲイの両肩にもきまった
本数の鞭をふるった上、彼の美しい顔に徒刑の焼印を三つおしたのである。 そうした....
「芸術と数学及び科学」より 著者:三上義夫
本宗信算額なるものは、もちろん今は残っておらぬ。 この祇園の算額につき『増修日
本数学史』には東海坊なる人の奉納なるごとくいい、 元禄四年……東海坊、山本宗信....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
書いてみるつもりで着手したが、この頃に参考の書類といえば、故遠藤利貞翁の、『大日
本数学史』(明治二十九年刊)があるばかりで、しかもその記事は了解し難きところ多く....
「文化史上より見たる日本の数学」より 著者:三上義夫
は算木を使用して行うところの一種の器械的代数学であるが、この器械的代数学が実に日
本数学の基礎になった。天元術の代数学は日本では算盤の算法よりもやや後れて発達する....
「回顧と展望」より 著者:高木貞治
日本の青年数学者に嘱望していることは多大のものがある.私は彼等の観察を以って,日
本数学界の展望として宜しいと思う. 私は今青年諸君の花々しい活動を傍観して,日....
「茸をたずねる」より 著者:飯田蛇笏
った猪の鼻という茸は単に一本生えているということは尠い、多くは十数本もしくは数十
本数百本の夥しきに及ぶことがある。親しげな情を動かして一本一本静かにこれを抜き取....