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「本方〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本方の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
さを伝え、和田峠その他へ早速人数を出張させるようにとしてあった。右の峠の内には松本方面への抜け路もあるから、時宜によっては松本藩からも応援すべき心得で、万事取り....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
なったのだ。 将軍家直属の家の子、郎党となると、さらにはなはだしい。それらの旗本方は、いずれも家政を改革し、費用を省略して、生活の道を立てる必要に迫られて来た....
ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
的形而上学的のにおいをきれいに脱却して、ほとんど現在の意味における物理的科学の根本方針を定めたものはおそらくエピクロス派の人々でなければならない。彼らは少なくも....
愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
あろう。 私はこれまで本能の中に自由を見いださんとする自然主義をもって生活の根本方針を建て、しこうしてそを最も確実なる生活法と思っていた。私の恋愛の崩れたのは....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
した。此の時の媒妁は桑原治平が宜かろうと云うので桑原治平が媒妁になって、お藤は橋本方へ縁付く事になりました、芽出たく事納まって後、布卷吉は祖父佐十郎を永い間介抱....
アインシュタインの教育観」より 著者:寺田寅彦
りは知識(Erlernen)が体験が(Erleben)にならねばならない。この根本方針は未来の学校改革に徹底させるべきものである。」 大学あたりの高等教育につ....
発明小僧」より 著者:海野十三
銭、百匹七十銭。なお徳用缶千匹入、二千匹入などを作る。) 切符を折らせない方式本方式は折ってはならない切符を折るときは、切符内より鼬の最後屁の如き悪臭ある粘液....
加利福尼亜の宝島」より 著者:国枝史郎
るを得なかった。 「探さねばならぬ。探さねばならぬ」 英人達は云うまでもなく日本方でもこう云って、捜索の人数を出すことにした。 しかし、いくら探してもジョン....
次郎物語」より 著者:下村湖人
、二人で懇談を重ねた結果、具体案を作って寄付者に提示したところ、先方では、その根本方針に双手をあげて賛成し、一切を田沼さんの自由な処理に委ねたばかりでなく、事情....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
交換の理論に応用している。そして氏のこの応用の一切は、氏が交換方程式と名付ける基本方程式の上に立っているが、この交換方程式は、私の出発点となっていて私が最大満足....
審判」より 著者:カフカフランツ
ことがある。彼らと付き合うのは、むずかしくもあればやさしくもあり、それに対する根本方針などというのはどだいないのだ。こういう世界で相当の成功を収めながら仕事をや....
浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
ます。 これにもとづきましてわが社会党は一九五八年九月に新しい日中関係打開の基本方針の決定をいたしました。すなわちその項目はつぎのとおりであります。岸内閣の政....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
厄介に成りますが、重三が遅く帰って来るようでは気の毒だから、私は是から万年町の岡本方へ参って一泊致し、明朝また来て重三にも会いますから、いらん物は預かって置いて....
仏教人生読本」より 著者:岡本かの子
うというのであります。 ですから智の方の知識経験も疎かには出来ませんが、その根本方針を定めるのはどうしても慧の直覚に拠らなければなりません。なぜといえば前のも....
戦争史大観」より 著者:石原莞爾
な第二線決戦主義である。ヒットラーの見当は偉い。しかしヒットラーの直感は革命の根本方向を狙っただけで、詳細な計画があったのではない。大目標を睨みながら大建設を強....