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「本普請〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本普請の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三浦老人昔話」より 著者:岡本綺堂
ました。勿論、仮普請も沢山ありましたが、金廻りのいゝのや、手廻しの好いのは、もう本普請をすませて、みんな商売をはじめていました。猿若町の芝居も蓋をあけるという勢....
小田原陣」より 著者:菊池寛
、況や其余をや」の乱脈振りとなった。こうなっては戦争も駄目だ。 六月二十六日、本普請にかかって居た石垣山の陣城が落成した。その結構の壮偉なるは大阪、聚楽に劣り....
異妖編」より 著者:岡本綺堂
た翌年で、安政三年八月二十五日、江戸には凄まじい暴風雨が襲来して、震災後ようやく本普請の出来あがったもの、まだ仮普請のままであるもの、それらの家々の屋根は大抵吹....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
た。するとお直は、 「これはまだ仮普請で、いま裏の方に、伏見にも京にもないような本普請にかかっているのでございますよ」 と、弁解する。そしてじろじろ小次郎を見....