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本曲
「本曲〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本曲の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊妻」より 著者:大阪圭吉
の力で充分曲がりましょう。しかし、いまあの窓で曲げられているのは、三本ですよ。三
本曲げるにはどうするんです。え? いまのあなたのお説では、二本しか同時に曲げるこ....
「道標」より 著者:宮本百合子
一つも入っていず、きつくチャンの匂うその新築丸木建の室の窓からは、貧弱な楊が一二
本曲って生えている凹地が見はらせた。いまこそ一面の雪で白くおおわれて野原のように....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
どなたも私のために、明快な御返事を与えて下さる方がございませんでした。ただ伝来の
本曲がこうと教えられているから、この手を吹いているのみだ――とこう御返事になるの....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
お》いてはありますまい。 これは父から習い覚えたものです。父は幼少の竜之助に、
本曲のほかは教えませんでした。竜之助もまた、父の教えた
本曲のほかには、何を習おう....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
「オイ、見ろよ。妙なのが通るぜ。曲馬団の町廻りかなア。茶リネの向うを張って、日
本曲馬をやろうてえんだなア。鼻ヒゲをひねっているのが勧進元だね。太夫と女芸人は水....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
正成は、安間了現と二、三の郎党を連れたのみですぐそこへ向っていた。 千早の
本曲輪から金剛山の最頂上へ出るには、一たん道を下りて途中のせまい地頸部を越え、そ....