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本格小説
「本格小説〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本格小説の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「可能性の文学」より 著者:織田作之助
結局こしらえものであり、心境小説としての日本の私小説こそ純粋小説であり、詩と共に
本格小説の上位に立つものである」という定説が権威を持っている文壇の偏見は私を毒し....
「「マリー・ロオジェ事件」の研究」より 著者:小酒井不木
が出来なかったのであろう。これは本格探偵小説を書くものの常に出逢う難点であって、
本格小説に手をつける人の少ないのはこれがためであるとも言える。 警察の記録なら....
「江戸川氏と私」より 著者:小酒井不木
である。 探偵小説ことに長篇探偵小説はこれからである。すでに「一寸法師」に於て
本格小説の手腕を鮮かに見せた氏は、きっと、次から次へと、大作を発表して、私を喜ば....
「作家の生活」より 著者:横光利一
わらず、それが手っ取り早く出来るものではない。 私小説はそれを克服して後始めて
本格小説となるという河上徹太郎、小林秀雄両氏などの説も今の作家にとっては何よりの....