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本権
「本権〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本権の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「わが町」より 著者:織田作之助
渡島他吉はいきなり血相をかえて、ダバオを発って行き、何思ったのかマニラの入墨屋山
本権四郎の所へ飛び込んだ。 そうして、背中いっぱいに青龍をあばれさせた勢いで、....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
幕のものどもが残した禍根でござるのよ、しかもご一新に際して、初代の島司であった岡
本権判官はオロシャの――あかえびすどもの主権をみとめたのでした、当時トウブチにい....
「ケーテ・コルヴィッツの画業」より 著者:宮本百合子
人生産者としてだけ母性を認めたシュペングラーの号令をきいただろうか。その頃から日
本権力も侵略戦争を進行させていてナチス崇拝に陥った。ケーテの声は私たちに届かない....
「鬼畜の言葉」より 著者:宮本百合子
で帰ったというのだろう。戦時中彼はヨーロッパ漫遊をしてナチスと兄弟となっていた日
本権力の活躍ぶりを視察して、本も著している。鈴木文史朗の暴言に答えて「そんなこと....
「明治美人伝」より 著者:長谷川時雨
しゅくとく》の高い故伊藤公爵の夫人梅子も前身は馬関《ばかん》の芸妓小梅である。山
本権兵衛伯夫人は品川の妓楼に身を沈めた女である。桂公爵夫人加奈子も名古屋の旗亭香....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
挙げると前にもいったが、薩州藩では黒岡帯刀氏長崎省吾氏の外、川島醇氏西徳次郎氏山
本権兵衛氏、大村藩では岩崎小次郎氏、肥前藩では松田正久氏中島盛有氏(当時土山藤次....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
というは苔の下の二葉亭も余りありがたくないだろうが、風※が何処か似通っている。山
本権兵衛と見立てたのは必ずしも不適評ではない。 が、骨相学や人相術が真理なら、....
「わが町」より 著者:織田作之助
されだしたのを見聴きすると、転げまわって口惜しがり、佐渡島他吉はマニラの入墨屋山
本権四郎の所へ飛び込んだ。 そうして、背中いっぱいに龍をあばれさせた勢いで、金....