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本知
「本知〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本知の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「惜別」より 著者:太宰治
に集って来て、これを迎えて、まず日本語を教え、また地理、歴史、数学などの大体の基
本知識を与える学校も東京に続々と出来て、中には怪しげな速成教育を施して、ひともう....
「物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
、おもしろい研究をしている人はあるようであるが、惜しいことには物理学の第一義的根
本知識の正しい理解が欠けているために、せっかくの努力の結果が結局なんの役にも立た....
「世紀の「分別」」より 著者:宮本百合子
翼の行動に対して、恐怖の変形した憎悪と反撥とを示したのであった。 この微妙な日
本知性のコンプレックスの特色は、さそりの知恵をもつファシストによって今日ふたたび....
「銀三十枚」より 著者:国枝史郎
、近東、こういう方面を舞台とし、十数年間組織的詐欺を、働いていたということや、日
本知名の富豪紳士にも、被害者があるということや、数ヶ月前名古屋に入り込み、ために....
「過剰の意識」より 著者:中井正一
中に、さらに過剰たらんとして突っ込んでいく朝な朝な、夕な夕なの東京の人間集合、日
本知識人の意識機構「意識の過剰」の、一つの象徴であるかのようである。何か過剰なる....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
ていて明瞭を欠いている場合が少なくない。つまりその椿の字を二つに使い別けすべき根
本知識が欠けているから、そんなアヤフヤしたことになるのである。 ツバキによく椿....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
のではなく、また多くの人はそんな力は持っていない。西洋人の軍事学の常識に比し、日
本知識人のそれはあまりに劣っている。ドイツの中産以上の家庭には通常、ヒンデンブル....