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本祭
「本祭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本祭の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ゆず湯」より 著者:岡本綺堂
かせなくなった。 なんでもその明くる年のことと記憶している。日枝《ひえ》神社の
本祭りで、この町内では踊り屋台を出した。しかし町内には踊る子が揃わないので、誰か....
「半七捕物帳」より 著者:岡本綺堂
来ました」 「梅雨前ですからね」と、半七老人は欝陶しそうに空を見あげた。「今年は
本祭りだというのに、困ったもんです。だがまあ、大したことはありますまいよ」 約....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
っとも聞かせなくなった。 なんでもその明くる年のことと記憶している。日枝神社の
本祭りで、この町内では踊り屋台を出した。しかし町内には踊る子が揃わないので、誰か....
「春昼」より 著者:泉鏡花
処で見るかと思われた、と申します。 その上、宵宮にしては些と賑か過ぎる、大方|
本祭の夜? それで人の出盛りが通り過ぎた、よほど夜更らしい景色に視めて、しばらく....
「残されたる江戸」より 著者:柴田流星
も幾度か数知れず、ためにその筋から双方隔年に大祭をすることに定められ、日枝神社が
本祭りなら神田明神が陰祭り、神田明神が
本祭りなら山王が陰祭りと、否応なしにされて....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
、いつでも築地の家へ来たまえと言った。 二十四年の六月十四日、今年は日枝神社の
本祭りで、わたしの家の近所では軒提灯を懸けている朝、わたしは菓子の折をかかえて築....
「機密の魅惑」より 著者:大倉燁子
――、恰度総領事さんの奥様が当地にお着になった頃は神社のお祭礼時でしてね、それに
本祭りだったものですから大変な賑かさだったんでございます。吉例によって第一番に御....