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「本科〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本科の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
三四郎」より 著者:夏目漱石
与次郎は「そうさ」と言っている。しばらくしてから、 「やっぱり、なんだろう。君は本科生でぼくは選科生だからだろう」と説明した。けれども三四郎には、これが説明にも....
国際殺人団の崩壊」より 著者:海野十三
ではなく、「日本のニュートン」と世界各国から讃辞を呈せられるほどの大科学者で、日本科学協会々長の栄誉を担っているばかりか、英国のローヤル・ソサエティーの名誉会長....
死の快走船」より 著者:大阪圭吉
砂地とても殆んどなく、一面に黒光りのする岩のような粘土質の岸の処々に、葦に似た禾本科の植物類が丈深く密生して、多少|凸凹のある岸の平地から後方鳥喰崎の丘にかけて....
自叙伝」より 著者:大杉栄
、そして当時の六個師団の各師団司令部所在地に地方幼年学校というのがあった。中央は本科で地方は予科だ。ある師団、たとえば第一師団の管轄に本籍を持っているものは、そ....
正義と微笑」より 著者:太宰治
昼休みの時間に、僕は教室にひとり残って、小山内薫の「芝居入門」を読んでいたら、本科の鬚もじゃの学生が、のっそり教室へはいって来て、 「芹川は居らんか!」と大き....
読書法」より 著者:戸坂潤
古典の方が却って近代的であること 9 歴史哲学の一古典 10 『日本科学年報』の自家広告 11 心理と環境 12 「外国人」への注意書....
落第」より 著者:夏目漱石
《えら》いことの如く思って怠けて居たものである。予備門は五年で、其中に予科が三年本科が二年となって居た。予科では中学へ毛の生えた様なことをするので、数学なども随....
御萩と七種粥」より 著者:河上肇
学校の予備門となっていたもの)を卒業して、山口高等中学校の予科(高等中学校は当時本科三年、予科二年であった)に入学した。当時私は帰省する度毎に、大概叔母の所をも....
技術の哲学」より 著者:戸坂潤
ギーとがネガチブな連関に這入る。現代の我が国に於ける超資本主義的封建意識による国本科学などがその適例だろう。 そういう訳で、技術がイデオロギーとの関係に於て問....
現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
日本の最近の自然科学界の事情を示すために便宜上左の文章を略々全文引用しよう(「日本科学界の現状」――会田軍太夫『セルパン』一九三七年二月号――但し多少字句の変更....
あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
座の研究所へはいったのだが、そこでは、もちろん舞台俳優を志す研究生の組が、いわば本科のような地位を占め、映画俳優の肩書をもったものは、それだけを一組として、まっ....
月世界競争探検」より 著者:押川春浪
だ※」 「月宮号※」 二人は驚きの余り思わず声を発した。見よそこには無惨にも日本科学の粋を集めた篠山博士の飛行船月宮号は、微塵となって散らばっている。 東助....
美術学校時代」より 著者:高村光太郎
なって以来今の制服になったように記憶する。 当時の美術学校は始めの一年が予科で本科が四年、五年で卒業ということになっていた。始めの一年の予科は皆おなじ学習をや....
秋の鬼怒沼 」より 著者:木暮理太郎
多いが相当の距離があるので明るい。千手ヶ原の湖水に接したあたりは、葭やら薄やら禾本科植物の穂先が、午下の太陽から迸射する強い光芒に照されて、銀の乱れ髪のように微....
黒部川奥の山旅」より 著者:木暮理太郎
ら下は谷底まで七、八丈の絶壁である。壁面の上部には纔かの罅隙を覓めて根を托した禾本科らしい植物の葉が、女の髪の毛を梳いたように房さりと垂れて、葉末からは雫でも落....