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本稿
「本稿〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本稿の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死までを語る」より 著者:直木三十五
こんな雑誌、早くつぶれてしまえ」 それなら、書かなくていい。 然し、先月分の
本稿を「オール讀物号」の雑文と共に、夜の七時に書上げた時には、三十八度九分の発熱....
「浴槽の花嫁」より 著者:牧逸馬
ロンドンと住み歩いて最後にまたブリストルへ帰ってきた。それが一九一二年の二月で、
本稿の冒頭に記した「アリス・バアナム事件」を先立つ約二カ年のことである。筆者は事....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
倫理観等に触れる暇がなかった。さらに東洋の倫理観にも手が染められなかった。それは
本稿の目的上、羅列を事とせずして、活きた倫理的問いを中軸として、一つのまとまりの....
「わが精神の周囲」より 著者:坂口安吾
品を書きつゞけるつもりである。私はもはや、いさゝかも不眠を怖れてはいない。 附記
本稿はもと別の雑誌に掲載の予定であったが、あまり多く「にっぽん物語」について語り....
「私の活動写真傍観史」より 著者:伊丹万作
の世界観を正す一つの基準として非常に役立つことになつたのであるが、これらの事実は
本稿と直接の関係を持たないからいつさい省略して、さてその年の秋私は伊藤に手紙を出....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
「雲の会」が作られ、その活動の一つとして翌年五月、月刊雑誌「演劇」が創刊された。
本稿は、その創刊号から九カ月に亘って連載され、俳優ならびにそれを志す人々のために....
「役人の頭」より 著者:末弘厳太郎
たまたま東京日日新聞社から何か書けという依頼を受けて、ふと筆をとったのがそもそも
本稿の出来上った由来であって、内容は主として法治国と官僚主義との関係を取り扱った....
「明治の戦争文学」より 著者:黒島伝治
して置くのは必要である。 従来、それらについての研究は、殆んどなされていない。
本稿を草するにあたって、貧弱な、自分の過去の読書を頼りにして、それを再吟味し、纒....
「著作権の問題」より 著者:伊丹万作
は、私一個人としては相当具体的な腹案を持つているが、しかし、それを発表することは
本稿の目的でもなく、また、それには別に適当な機会があると思うから、ここではくわし....
「えぞおばけ列伝」より 著者:作者不詳
でなく支笏湖でも摩周湖でも,大きな沼にはたいてい怪魚伝説が伴っている.もう一つは
本稿に取りあげた竜蛇である.この二つが習合したような伝説もある. ポロシリ岳の....
「あの世の入口」より 著者:知里真志保
踏査することと、それらにまつわる伝承資料の蒐集検討の中にかくされているであろう。
本稿は、この種の洞窟にまつわる伝承資料を先ず紹介し、あわせて登別のアフンルパ※の....