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本組
「本組〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本組の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「報恩記」より 著者:芥川竜之介
《ふだ》、首の番をする下役人《したやくにん》――それはいつもと変りません。が、三
本組み合せた、青竹の上に載せてある首は、――ああ、そのむごたらしい血まみれの首は....
「わが町」より 著者:織田作之助
を、蝶子はとめる気も起らなかった。 柳吉は近くの下寺町で稽古場をひらいている竹
本組昇に月謝五円で弟子入りし、二ツ井戸の天牛書店で稽古本の古いのを漁って、毎日ぶ....
「白峰山脈縦断記」より 著者:小島烏水
銃殺して、羽毛を※って、肉を料理する。 油紙の天幕の中に、私たちの金剛杖を、三
本組み合せ、それへ縄を下げて、鍋を吊り、偃松の枝や根を薪材にして、煮炊をするのだ....
「現代哲学講話」より 著者:戸坂潤
なる。だが実はこれこそ最も極端な形態の新聞の商品化でなければならぬだろう。 資
本組織の本質に関係している事柄だからである。 ブルジョア新聞の財政的機能を発揮....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
、いくらも離れないところの松の木蔭で、お徳が火を焚いていました。手頃の木の枝を三
本組み合わせて、それに土瓶をつるして、下に枯葉を置いて程よく火を焚いているのは、....
「鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
せねばならなかった。 途中前にいった衣山を通る時三つのさらし首を見た。青竹を三
本組み合わしてその上へさん俵を敷いてそれに首が一つずつ載せてあった。私はさらし首....
「死剣と生縄」より 著者:江見水蔭
備えて有るばかりで、世に云う手繰り渡しに成っているのだ。それは両岸に高く材木を三
本組合せて立て、それに藤蔓を綯って引張って置き、それに小さな針鉄の輪を箝めて、其....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
の使命に出かけるわけには行かぬかな? 仙太 ……へい。…… 加多 どうだ? ……
本組の隊士は何びとといえども、
本組の大義に就て、また
本組の行動に就て、勝手な臆測....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
の使命に出かけるわけには行かぬかな? 仙太 ……へい……。 加多 どうだ? ……
本組の隊士は何びとと雖も、
本組の大義について、また
本組の行動について、勝手な臆測....
「三国志」より 著者:吉川英治
、八旗の将に、この夢のことをはなした。 八旗の将とは、彼をめぐる八人の優れた旗
本組のことである。 それは、 侯選。程銀。李湛。張横。梁興。成宜。馬玩。楊秋....