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「本能主義〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本能主義の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
予報省告示」より 著者:海野十三
りし可動植物たちも、その生物的弱点により生存を脅されるに至り、殊に彼らの無反省な本能主義は、このような天災に対する用意を欠いていたので、第五氷河期の襲来は彼らに....
ニイチェに就いての雑感」より 著者:萩原朔太郎
、白樺派の人々が崇拝して居たに同じである。甚だしきは、かつてニイチェズムの名が、本能主義や享楽主義のシノニムとして流行した。それからしてジャーナリスト等は、三角....
詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
は色々な主義がある。たとえば個人主義、社会主義、無政府主義、国粋主義、享楽主義、本能主義、自然主義、ダダイズム、ニヒリズムなど、いくらでも数えきれないほど無数に....
茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
でも解る位ならば、そんな下等な馬鹿らしい遊びが出来るものでない、 故福沢翁は金銭本能主義の人であったそうだが、福翁百話の中には、人間は何か一つ位道楽がなくてはい....
明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
る進化論者の学説がよほど広く学界に影響して、そして物質主義、功利主義、機械主義、本能主義というような主張となっていると考える。自分はどうしてもモー一つこれとちが....
霊的本能主義」より 著者:和辻哲郎
。「吾人は絶対に物質を超越し絶対に心霊に執着せざるべからず」。これを名づけて霊的本能主義と言う。 浮世は住みにくい。ウルサイ人間とばかな人間との群れに悪党が出....