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本草綱目
「本草綱目〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
本草綱目の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
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「十二支考」より 著者:南方熊楠
したのだ。 (二) 虎の記載概略 虎の記載を学術上七面倒に書くより『
本草綱目』に引いた『格物論』(唐代の物という)を又引《またびき》するが一番手軽う....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
はモレンドルフ説にジプス・アンタラツスでこれは兎と同じ齧歯獣だが縁辺やや遠く、『
本草綱目』に〈蹶は頭目毛色皆兎に似て爪足鼠に似る、前足わずか寸ばかり、後足尺に近....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
じて帝王を生んだ話も少なからず。かくまで尊ばれた支那の竜はどんな物かというに、『
本草綱目』の記載が、最《いと》要を得たようだから引こう。いわく、〈竜形九似あり、....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
もありたるべく、それらを恐怖もて誤察し種々誇大のウワバミ譚をも生じたなるべし、『
本草綱目』には巨蟒《きょぼう》一名|鱗蛇《りんじゃ》と見えて、さきに書いたごとく....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
いまだ馬を用いるを知らなんだ時、これを捕えて戦車を牽《ひ》かしめた(第三図)。『
本草綱目』に、〈野驢は女直《じょちょく》遼東に出《い》づ、驢に似て色|駁《ぶち》....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
るがごとし〉、※は悪魔払いに蒙る仮面というのが古来の解釈だが、旧知の一英人が、『
本草綱目』に蒙頌《もうしょう》一名|蒙貴《もうき》は尾長猿の小さくて紫黒色のもの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
い烏骨鶏を殺して心《しん》に当てよと教う。弘これを用いて十に八、九を癒した由(『
本草綱目』四八)。 十六世紀に出たストラパロラの『面白き夜の物語』(ピャツェヴ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
」。漢土最古の字書といわるる『爾雅《じが》』に、豕《い》の子《こ》は猪とあり。『
本草綱目』にも豕の子を猪といい、豚といい、※というと出るから、豕和訓イ、俗名ブタ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
点から獣としてあれど、歴代の本草《ほんぞう》多くこれを虫魚の部に入れた。それを『
本草綱目』始めて獣部に収めた。本邦でも足利氏の中世の編『下学集』には鼠は虫の総名....
「岡ふぐ談」より 著者:佐藤垢石
酒のつまみ物にもなるな。 なにはともあれ、おしやます鍋見参ということにし給え。
本草綱目を繙いてみると、猫肉はその味、甘酸にして無毒とあって、食法が書いてない。....
「ミミズ酒と美女」より 著者:佐藤垢石
、オチンコが腫れるという言い伝えがある。また寝小便の薬であるとも言い伝えている。
本草綱目では蚯蚓を歌女と命名した。 日本でも支那でも、蚯蚓の腹のなかから泥土を....
「『七面鳥』と『忘れ褌』」より 著者:佐藤垢石
面鳥奴!』 と、将軍は内心怒りを発したが、それは無理である。 けれど、医師は
本草綱目や動物書くらいは通覧しているから、七面鳥の習性は知っていた。 中に、心....
「採峰徘菌愚」より 著者:佐藤垢石
ことだ。 また、酒か? いや、酒はつけたりであるが、蜂の子のおいしいことは、
本草綱目に、 頭足未成者油炒食之 とある通り、日本人から支那人に至るまで誰も知....
「植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
Koidz. と改訂して発表したことがあった。 小野蘭山《おのらんざん》の『
本草綱目啓蒙《ほんぞうこうもくけいもう》』(享和三年(1803)刊行)にそのササ....
「カキツバタ一家言」より 著者:牧野富太郎
ていないことがただちに看取せられる。このことは今から二百十五年前の享保十三年に『
本草綱目補物品目録』(出版は宝暦二年)で、初めて後藤※春が『渓蛮叢笑』に載ってい....