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「本覚〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

本覚の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
道祖問答」より 著者:芥川竜之介
》が身の仏性《ぶっしょう》を観ずると云う意《こころ》じゃ。己が肉身は、三身即一の本覚如来《ほんがくにょらい》、煩悩|業苦《ごうく》の三道は、法身般若外脱《ほっし....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
等の諸領事はさみしい横浜よりもにぎやかな東海道筋をよろこび、いったん仮寓と定めた本覚寺その他の寺院から動こうともしない。こんな事情をみて取った寛斎らは、やはり十....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
四十一 ドコをどう経めぐって来たか、やがて五条橋の南の詰をめぐったかと思うと、本覚寺に近いところ、深い竹林の中を彼は歩いているうちに、一つの堂の前に立ち出でる....
Moods cashey」より 著者:服部之総
一日とされていた。その前日、ハリスは初代横浜米国領事ドルを従えて下田から神奈川|本覚寺《ほんがくじ》に移っている。神奈川の代りに幕府が提供した横浜村の居留地の開....
法然行伝」より 著者:中里介山
て、十劫正覚《じゅうこうしょうがく》というのは迹門の弥陀のこと、本門の弥陀は無始本覚《むしほんがく》の如来であるが故に、われ等が備うるところの仏性と全く違ったと....